江戸・明治・昭和の町家が息づくまちを見守ります
大和高田市本町・市町地区まちづくり協議会は、町の歴史的価値を大切にし、未来へ続く町づくりをを目指して活動しています。
1600年(慶長5年)創建の専立寺(浄土真宗)を中心として発展した大和高田市の本町・市町地区。このあたりは、創建時、専立寺寺内町として、南北400m東西200mという町づくりがなされました。多くの商工者が「専立寺(高田御坊)の瓦が見えるところで商いがしたい」とこの地に集まってきました。そして碁盤の目に整備された道に、狭い間口に深い奥行の町家・商家が軒を連ねました。
江戸時代には木綿・麻・菜種油の商いで繁盛し、明治・大正・昭和を経て今なお商人の町として、町家の残る町としてのただずまいを見せています。
歴史的資源(専立寺、街並み景観等)を活用しつつ、地域のコミュニティを確保することを「まちづくり協議会」は活動目的としています。
> 高田寺内町 空家・歴史的建造物等の分布調査(PDFファイルが開きます。)を是非ご覧ください。
私たちは、高田寺内町にある旧町名の本町1~5丁目と市町1~4丁目の自治会地域(約12.5ha)を範囲とした、まちづくり協議会として平成18年に発足しました。
商店街や自治会としての繋がりだけではなく、まちづくりの対象を面と捉え地域全体の自営業からサラリーマン、主婦、リタイヤマンなど高田寺内町すべての人々が参加できる、まちづくり組織を目指しています。
大和高田市本町・市町地区は歴史的に寺内町の性格と商店街の性格を併せ持つまちであり、そういった歴史・性格を踏まえた上で、このまちが今後どのように進んで行くべきかを、まちの人たちの意識を踏まえ、まちに住む人たち皆で考えて行く必要があります。
歴史的に見て、寺内町というまちのあり方は、まさしく共同体としての人と人のつながりの中から発生してきたものであるといえます。中世末から近世にかけての自由な雰囲気の中で、寺院を中心に人が集まり、そこに人と人のネットワークが生まれる。そんな自由でありながら、しっかりとしたつながりのあるまちが寺内町だと思います。
そのような歴史的背景を考えますと、空家、空き店舗、空地が多くなりなったことで人々のつながりやネットワークが機能できない状態になることは悲しいことです。将来においても、歴史を踏まえた品格を保ちつつ、活力ある住みやすい地域でありたいと誰しも願っているわけです。
そういったことを踏まえ、この本町・市町地区が、共同体として再生していくための基礎づくりを目指すのがこのまちづくり協議会の目的であり、このまちで生きる人々が少しでも幸せであると思えるような生活、そんな生活を支えるための人と人のつながりを考えていくことこそが、いま私たちがこのまちを考える上で一番必要なことなのだと私たちは考えています。
〒635-0087
大和高田市内本町10-19
専立寺内
TEL 0745-52-5180(脇屋)
0745-23-2245(上嶋)
Mail takada.jinai@gmail.com
大和高田市本町・市町地区まちづくり協議会は下記団体と協力して活動をすすめています。
〒635-0087
大和高田市内本町10-19
専立寺内
TEL 0745-52-5180